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Magのつらつらと書き連ねるBLOG。 放置、暴走、多々あり。 自重はしないが自嘲はする。
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(2008/12/09)
亜紀sから良質のガソリンをいただいたので徹夜エンジンフル稼働で出来上がりました。
亜紀s、ゆっくり入院して行ってね!
ってのは冗談で、しっかり養生してください。
なんでも健康が一番ですよ。

なお今回は長文注意です。おおよそ3000文字近くありますから。

さて日本の軍事能力ということですが現状でも台湾韓国に比べてはるかに優れた装備を持っています。
空自でいうなら、最近新型(F-22)が出てきたために急に旧式化したように見えるF-15Jですが十分超一級の戦闘機であり、
それを世界で二番目に多く配備しています。(一番目は言わずもがな)
戦闘機とは比べ物にならないほど巨大なレーダーを積んだE-767や対艦戦闘に優れたF-2などもあります。
海自ならばこれまた世界で二番目に多く大型イージス艦(あたご級、こんごう級)を保有していますし、
以前のディーゼルエレクトロニック推進に比べて長期間潜ったまま行動できる新型潜水艦そうりゅう級なんてものもいます。
陸自も現状では最強戦車の一角に名を連ねる90式があり、
さらに90式と同程度の火力とそれ以上の装甲と情報技術を詰め込んで90式より軽く仕上げたTK-Xが完成間近です。
さらには米国のストライカー旅団と同様の装備を開発中でもあります。
これらはすべて一例でありさらに他国と比べても遜色ない、あるいはすぐれた点もあるのですがこれくらいにしておきます。

このままなら「凄い!自衛隊強い!」ってなわけですが問題がないわけでもありません。

たとえば先ほどあげたF-15Jも十分問題点を抱えています。
F-15は初期型の初飛行が1972年とかれこれ35年以上も前の機体で設計そのものが古くなりつつあるともいわれていますが、
それ以上に導入されてからの長い間、次々かつ『細々』(F-15Jの総数約200機に対して1年で2機分程度の予算しかないことも)と改良していったために少し前までそれぞれの機体で仕様が異なるという悪夢のような状況になっていたらしいです。
現状でも同じF-15Jのカテゴリでありながらいくつかのタイプがあるといわれてます。
仕様が違えばパーツはそれぞれ別のものになるのでそれぞれで区別して管理し、予備がなくなれば作らなければならなくもなります。補給の負担倍増です。
海自は新型艦が増えてもそれのお供の艦が旧式のままという欠点があります。
特に地方隊、彼らは以前までは地方隊向けの定員数が120人の小型艦艇を用意していたのですが最近では護衛艦隊からのお古の護衛艦(定員190人)を回されているらしく、
もともと人数の少ない地方隊では今後は人数不足で満足な艦の運用ができないのではともいわれています。
陸自の問題は前々回に書いたこと以外に、90式は北海道ぐらいにしかまともに配備されておらず、
現在進行形で年40輌スピードで退役が進んでいる74式がそれ以外の地方での主力であるということでしょうか。
まだまだ沢山あるので好きな人あるいは暇な人は自衛隊の装備でいろいろ検索してみるといいでしょう。

なおアメリカにストップをかけられるといったことはこと軍備に関してはないでしょう。
かの国は比喩でも何でもなく世界最強の軍隊で多少自衛隊の軍備が増えても大目に見るでしょう、
自衛隊設置初期なんかはもっと軍備増やせとも言ってきたぐらいですからね。
海自のイージス艦の心臓部分である『イージスシステム』はまんま米海軍のものを(言い値で)買ってきたようなもんですし
自衛隊のF-X(次期戦闘機)に売り込み来てるのは半分以上米国企業です。
アメリカ側としてはもうチョイ自前の軍事力を持ってもらって自分の変わりにいろいろやってくれることを期待してる節がある気がします。

また日本の技術は世界一ぃぃぃぃい!についてですがまあ戦車はともかく飛行機に関して状況は『戦前から』なんも変わってないといえます。
かつて太平洋で猛威をふるったゼロ戦はその実装甲が紙でしかなく、フレームも華奢なため急降下すると空中分解を起こすこともありました。
国内で非力なエンジンしか作れないため、構造や装甲をできる限り削るという苦肉の策をとったことが原因です。
時代変わって平成の世、新型の支援戦闘機を作ろうとした日本ですがアメリカから横やりが入りました。
「アメリカ製の機体を買わなきゃジェットエンジンを売らないよ。」日本は泣く泣くアメリカの提案を受け入れました。
そう、またしても日本はまともな(ジェット)エンジンを作れなかったのです。
アメリカに追いつくなんて夢のまた夢ですな。
ちなみに自主開発に横やりを入れた最大の理由は、自分のところの機体が売れなくなると貿易赤字がさらにひどいことになりまずいかららしい。
やはり軍事を軸に国を回してるところは違いますな。

最後に日本にどんな軍隊がいるかということですが、
正直これ以上の陸自の削減は正直ごめんこうむるってのが軍版まとめをROMってるMagの意見です。
日本に対する上陸作戦はいくつもの想定ができますがそれよりも先にまず自衛隊基地に対する特殊部隊の攻撃が考えられます。
滑走路は真中に大穴があけばしばらくは使い物にならなくなるため、結果として航空機そのものの活動を阻害できます。
港に停泊してる護衛艦、潜水艦は洋上に比べて相当に楽に破壊できるターゲットですし、港の出口に機雷をばらまけば中の船は身動きが取れなくなります。
そうして海自、空自が無力化された間に輸送船団で上陸、一気に講和まで持っていくというのが相手側が取りうる一つの手段でしょう。
これを阻止するためにはまず警察等による国内の定期的な『掃除』、基地周辺での警備部隊の強化、そして上陸後の敵軍を押しとどめておくだけの優秀な陸軍が必要です。
現状では満足な機甲部隊が各地に配置されているとは到底言えず、よそ様の優秀な機械化師団に押されない保証はどこにもありません。
ちなみにこれ軍版ではかなり自衛隊有利な想定。
人民の命がネジより軽い(言い過ぎだ)某国だった場合準備攻撃なしで上陸してくるのは十数隻規模*数十グループの漁船の群れです。
これが困難な理由はそれぞれのグループが本当に漁船の可能性がありうるということです。
イカ釣り漁船とかの船団は多い時は何十隻にもなりますからね。
もし本物の漁船だった場合、撃沈すれば対外的に大きなペナルティになるため目視での確認にならざるを得ず、護衛艦は至近距離まで近づく必要があります。
もし漁船なら臨検して終了ですが偽装船だった場合、道連れに爆薬でドーンなんてこともあり得ます。
アメリカのイージス艦の一隻がその手で一度、アラビア海で大破してます。漁船一隻とイージス一隻、なんておいしい取引でしょう。
それが複数海域で同時攻撃。ね、悪夢でしょ。
ちなみにその場合空自はほとんど役立たずです。唯一の仕事は自爆した船がいる船団が偽装船団だとわかった後に攻撃隊を送りつけることぐらいです。
ジェット機で漁船とそうでないやつを見分けるなんて無理ですからね。
あとクラスター廃止したんでさらに役立たずです。通常爆弾は移動目標に当てれる代物じゃありませんからね。
陸自のヘリぐらいですか?満足に攻撃できるのは?まあスティンガー系の携帯SAM(対空ミサイル)出されれば引っ込めるしかなさそうですが。
この場合は漁船上陸してきた部隊は装甲車どころかトラックすらもないのでゲリラに近い活動になるでしょう。
自国領土内でのイラク、アフガンの再現です。また空軍、海軍は役立たずです。
で、第一陣がさんざん暴れて対策を取ってる所に悠々と第二陣が到着です。
ちなみに第二陣も漁船攻撃の可能性があります。ま、さすがに第二陣になればこちらからの先制攻撃も可能でしょう。
最も初回で数の減ったであろう海自がちゃんと捕捉できるかどうかは不明な点が多いですが。
そうして送りこんだ部隊で大きな港や空港を確保できればそこを拠点化し、空軍や海軍そして重装備の陸軍を送り込めます。
これで積みっと。
これの対策は今米軍が必死にイラクでやっているような正規軍による大規模ゲリラ狩りがお手本になるでしょう。
やっぱり陸軍必須です。しかも米軍参謀本部によるとイラクのゲリラ鎮圧には三十万近くの陸軍が必要とか。
日本ではどれぐらい必要なんでしょうかね?少なくとも何十万単位でしょうね。
こんなわけでやっぱり陸自は大規模に必要だと思うのです。

またえらく長文になってしまった。

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