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Magのつらつらと書き連ねるBLOG。 放置、暴走、多々あり。 自重はしないが自嘲はする。
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(2008/12/08)
http://www.4gamer.net/games/062/G006240/20080822015/
HOI3キター!!
英語版だけど買っちまうか?日本語版まで待つか?
悩む。
まあ来年の九月なんだけどさ。

今回は前回のコメント欄からのネタ。

前回(陸自の機械化について)に付いたMilKyway氏のコメントにより、第二回は自衛隊の必然性ついてです。
ずいぶん遅くなったけど仕方ないね。

>>軍事系はまったくわからんのですが、日本は戦争の危機なんてほとんどなかったし、そんなことに金をかける余裕もなさそうなので遅れているのは仕方ないんじゃないかい

一番根本からの問題として日本が戦争の『危機がなかった』というのは間違いで今まで平和であったのはあくまで結果としての平和です。

冷戦時代、数々の米露間摩擦でもし発火、全面戦争となったらば、間違いなく日本、韓国、北朝鮮は戦場になったであろうことは容易に想像できることですし、
今でも毎年極東ロシア軍の領空侵犯はたびたび起きています。最近は中国の領空侵犯も多くなっています。
1976年にはベレンコ中尉亡命事件があり、現地を守る陸自部隊が緊急体制を敷きました。
(ベレンコ中尉は当時のソビエトの最新兵器に乗って亡命してきたため、機密を守るために中尉とその機体の奪還または抹消にソビエト軍が来ると考えられたため)
キューバ危機ではデフコン2が発令され(デフコンとは1~5段階で表される戦争準備状況。1で全面核戦争準備段階で平常は5)そのまま危うくデフコン1になるところだったといわれている。
ちなみに後にも先にもデフコン2が発令されたのはこのときだけで、イラク戦争や911事件ですらデフコンレベルは3らしいので相当危なかったといえる。

そして自分は地形的にも日本が戦争に縁がないってことはないと考えています。
まずすぐそばの中国やソ連から見ての日本列島。
彼らが太平洋に出ようとするとどうしても日本列島の位置が邪魔になります。(特にソ連が顕著、中国はそれほどひどくはないが台湾という邪魔がある)
現状そこを抑えてる国(日本及びアメリカ)と仲が良いといえるわけではあまりないので当然警戒せざるを得ません。
逆にそこを自分が抑えられれば自分自身(本土)を太平洋の対岸から守る有効な盾になるはずです。
故に彼らが日本列島を欲する理由はいくらでも見出せても、無視する理由はありません。
またアメリカから見れば、遠く太平洋の向こうに軍を派遣するとなれば時間がかかります。
でちょうど太平洋挟んだ反対側に日本列島があるわけでこれを利用しない手はありません。
それなりに経済力も工業力もあるので一部の武器弾薬以外ならドルで調達することも可能です。
よってある一定数の軍を派遣しておけば本土から増援を送るまでのしのぎにもなりますし、逆侵攻をかけるなら絶好の橋頭保ですらあります。
逆に手放せば、仮想敵国の抑えが外れ、彼らに対抗するためにハワイ以東の本土にまんべんなく防衛部隊を配備する羽目になるでしょう。
アメリカが手放そうとする理由もこれっぽっちもないでしょう。
結局米中、米露関係が蜜月にでもならないと日本の周りが平穏になることは考えられません。

ここまでで日本が戦争の危機がなかったというのは間違いだというのはお分かりいただけたでしょうか?

では後半部分の
>>そんなことに金をかける余裕もなさそうなので遅れているのは仕方ないんじゃないかい
ですが、逆にいえばそんなこと(軍事)に隣国である中露米韓北台は日ごろからかなりの額をつぎ込んでいるという点が問題です。
同盟国である米、その保護下にある者同士である韓台の軍事力の増加は相対的に同盟内での日本の発言力の低下につながります。
発言力というとあいまいですがわかりやすくかつ極論で言うと「俺はお前のところに関税掛けるがお前は俺のところに関税掛けるな。いいな?」といわれて断れなくなるのです。
加工貿易、技術立国の日本としては相当厳しくなるでしょう。
ゆえに彼らを圧倒といわなくても米国から一部を任される程度、韓台と同等以上の戦力が最低限度のレベルで必要です。
仮想敵国、柔らかく言うと非同盟国である中露北の軍事力の強化に対しては直接侵略される確率の増大が考えられます。
ロシアは新型艦を主にバルト海、及び黒海で建造中とのことなのでまだましですが、中国は空母の建造やイージス艦の建造を謳っています。
イージス艦はともかく、空母建造が意味するのは外洋あるいは本土から離れた所に対する艦隊の攻撃能力の激増です。
中国から見て外洋といえば太平洋しか考えられません。
北朝鮮もテポドン、ノドン、スカッドといった弾道弾を多数配備しています。
日本としてはこれらの対抗手段を持たねば彼らに対して外交的に一歩で先行かれることになります。
戦争というのはクラウゼヴィッツが言ったように政治の延長であり、軍備は『存在するだけで』外交面で大きなアドバンテージを持つことになります。
ゆえに日本は対外諸国に合わせて軍備をしていかなければならないのです。

今回はここまで。いろいろコメントあればそれを燃料に記事が書けるのでバシバシ書いてほしいかなぁ
 

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無題
実際、日本の軍事能力はいかほどなのでしょうか?
直接的危機にさらされている韓国や台湾はあるでしょうが、いったい日本は?
報道を見ている限りでは、これ以上軍事費に金をかけるなと言わんばかりの論調ですが、私は、より一層かけるべきだと思います。まぁ、あまりかけるとアメリカにストップをかけられそうですが。
そもそもアメリカは日本に軍事力をどの程度までもたれたら困るのでしょうか?
それこそ、アメリカの手に負えないくらいの科学力・技術力が日本にはありますから、本気を出せばアメリカが喜ばないとは思いますが、せめてもう少し軍を持ってもいいと思うのです。(行使をするつもりがなくても。)
少なくとも、韓国台湾以上の軍事力があってもいいと思うのです。主に迎撃とか、戦闘機が中心になりそうですが。
陸上自衛隊は少なくても、海上・航空自衛隊はより強化すべきなのだと思うのですが、実際のところどうなんでしょう?

なんかいろいろサーセン。もうしばらく入院します(´・ω・)
亜紀  2008/12/08(月)21:44:02 編集
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